コロナ禍におけるビジネスマナー 第1回「コロナ禍におけるビジネスマナー」
沖縄県も緊急事態宣言が解除され、仕事のスタイルも緩和されてきたのではないでしょうか?
テレワークから出勤に変わった社員や、対面での仕事も増えてきたのではないかと思います。
その中で、皆さんの職場で役立つ「コロナ禍におけるビジネスマナー」をご紹介します。
①コロナ禍におけるお茶出しの仕方
お茶出しの手順を動画で確認してみましょう!
お茶出しは何気ない動作ですが、意外とお客様に見られています。
お茶を出す社員の身だしなみ、振る舞いなども企業イメージを左右しますので、ビジネスマナーとして身に付ける必要があります。
ぜひ会話の邪魔にならないようにしながらスマートに出せるようにしましょう!
また「女性社員がいなくてお茶出しができません。」とならないように、男性もお茶出しの手順、茶器セットの場所などを把握するようにしましょう。
今はコロナ感染対策としてペットボトルで飲み物をお出しすることもお勧めです。
面談後、お客様に「よろしければ、お持ち帰りください。」などの一言をおかけすると気兼ねなくペットボトルを持ち帰ることができます。
そして、ご自身が訪問先でいただいた飲みかけのペットボトルについても、せっかく頂戴しているのでお持ち帰りすることは失礼には当たりません。
②相手の立場に立つサービスとは
私は大学4年生でCAに内定した後、少しでも接客スキルを身につけたいと思い、百貨店にある靴コーナーで販売のアルバイトをしていました。
靴の知識や中敷きの調整の仕方も覚え、販売の仕事を楽しく思っていた矢先、お客様からクレームを受けたことがあります。
それは、靴を手に取りながら見ていたお客様に何度か商品知識をお伝えしたところ「もっとゆっくり見たいので放っておいてください!」と言われました。
初めてのクレームと強い言葉にショックを受けましたが、自分本位で接客をしていた事に気付きました。
そのお客様は特に購入したい狙いを定めて訪れているわけではなかったので、相手にとっては聞きたくもない商品知識だったということです。
この経験から「相手の立場に立ってサービスする」ということを意識し、新社会人としてCAになった後も私の大事なポリシーになりました。
③CAが実践する「空気を読むサービス」
飛行機に搭乗して着席するまで、お客様もいろんな準備があります。
例えば、ビジネスマンはジャケットを脱ぐかどうか。上の棚に荷物を収納する前にカバンから書籍を取ったり、タブレットを手元に出そうかどうか考えることもあるでしょう。
そんな事を考えながら準備をしている間に、CAが「新聞はいかがでしょうか?」とすぐに声をかけて来たらどうでしょうか?
落ち着かない間に声をかけられると、飛行機の中での「くつろぎ計画」が変わってしまうこともあるかもしれません。
お客様の快適な空の旅を提供するためには「間(ま)」を大事にして、タイミング良くサービスを行うことが求められるのです。
機内にある物品をお渡しするサービスは誰にでもできるかもしれませんが、いかにタイミングよく提供できるかで質の高い接客になるのです。
日本人は「空気を読む」という言葉があるように、言わなくても察して欲しいという気持ちのお客様がとても多いです。
その察する力は、相手を思いやり、相手に関心を寄せることで身についていく力なのです。
④テレワークの中で育てる「察する力」
テレワークで仕事をしていくと、相手に関心を持つことが希薄になる傾向があります。
弊所もテレワークを取り入れていますが、週一回は出勤日を合わせ、社員間のコミュニケーションを取る時間を作りました。
来週の朝礼では「小さなことであっても相手の手柄を伝える」をテーマに、職員間で承認し合う予定です。
テレワークの中でも共に働く職員の「良かったこと」を探しながら業務を行うため、自然と相手に関心を持つことにも繋がります。
ぜひ、皆さんの職場の朝礼などでも取り入れてみてはいかがでしょうか?
テレワークで社員間のコミュニケーションや人材育成で問題を抱えている企業の皆様。
ぜひ「テレワークでのビジネスマナー研修」を取り入れてみませんか?
江尻事務所ではオンラインでの各種研修も行なっておりますので、お気軽にお問い合わせください。
「ビジネスマナーカード」は社会人であれば、これだけは身につけておきたいというビジネスマナーを厳選・体系化し、7分類・全55枚のカードにして見える化したものです。 これだけ身につけておけば、周囲から認められ、仕事に対する自信と誇りを持つことができます。
そして、これを研修として体系化したものがビジネスマナー研修です。カードを使うので楽しみながらビジネスマナーが身につきます。内定者や新入社員ほか、さまざまな層へおすすめ致します。