沖縄のビジネスマナー研修のことなら社会保険労務士 江尻事務所コラムアンガーマネジメントコラム怒りの感情のコントロール術 第3回「職場のイライラを解決するアンガーマネジメント術」

怒りの感情のコントロール術 第3回「職場のイライラを解決するアンガーマネジメント術」

前回のコラムではパワハラ防止に関する法律の定義を確認し、どのようにして感情のコントロールをしていくかをご紹介しました。 第3回のコラムでは実際に職場内でよくあるイライラの事例をもとに「職場のイライラを解決するアンガーマネジメント術」をお伝えします。

1.実話「部下のイライラと上司の想い」

私が実際に経験した人材定着に課題を抱える企業のインタビューで、上司側と部下側それぞれから聞いた発言です。

部下
「上司は情報共有が大事と言っていたが、具体的な指示もなく任せきりでフォローをしてくれない。

上司
「部下が成長するのを見越して、あえて任せている。転ばせる経験を積むのは大事だから頑張って欲しいが、まだまだ不十分だと感じる。

上司側、部下側それぞれからの発言を耳にした私は、相互の想いがすれ違っている…ともどか しい気持ちになりました。
実はこのような部下と上司の構図は珍しくありませんが、上司は「人材育成のポイント」を学ぶ機会がなく、部下は「自分のキャリアの積み方」が分からず、お互いに向かう目標から逸れてしまうことがあります。

このような気持ちのすれ違いからイライラが募り、職場内での信頼関係が築けず、人材が定着しないという問題が発生することもあります。

現在はオンラインでの仕事のやりとりも増えているため、相手の考えをしっかり理解するためには職場のコミュニケーションを向上させていかなければなりません。

社内のコミュニケーションを向上させるためには、感情のコントロールができる人材を育てていく必要があります。

2.事例で考える「感情のコントロールの必要性」

先ほどの事例で考えてみましょう。
イライラが募る部下はどのように対応すれば良かったのでしょうか?

インタビューで部下に掘り下げて質問をしていくと、具体的な指示を自分から上司に聞いたり、フォローして欲しい内容を話し合ったことがなかったのです。

そこには「多分聞いてくれないだろう」という思い込みが隠れていました。 感情に左右されるのではなく、本来の仕事の目的を考えて「指示を確認する」「フォローして欲しいことを上司と話し合う」このようなコミュニケーションと問題解決に向けて思考を働かせると、イ ライラすることも減り、仕事のパフォーマンスも上がるはずです。

上司はどのように対応すれば良かったのでしょうか?

マネジメントや人材育成の話にもなりますが、上司として部下の成長を促すために高い壁に挑戦させていることはあるでしょう。しかし、部下の進捗を確認することや挑戦を応援する姿勢を見せるだけでも部下のモチベーションも変わるかもしれません。

部下に任せることもとても大事ですが、「まだまだ不十分」という点を上司として部下をどう引き上げられるか? 思考の軸を自分に合わせると部下の支援に繋がるはずです。そして、相手の感情や心情をキャッチするためにも日々のコミュニケーションがとても大切です。

人材育成の中でも感情のコントロールは非常に役立ちます。
春に迎える新入社員研修などでも「感情のコントロール」や「コミュニケーション」の内容を取り入れてみてはいかがでしょうか? お気軽にお問い合わせください。

社会保険労務士 江尻事務所
河野麻菜
メール:kawano@e-jimusho.jp

JALグループの国内線CA、外資系化粧品メーカーの美容部員を経て、ANAグループの国内線、国際線の客室乗務員を経験し、専門学校の教務として学校運営に携わる。

現在は、専門学校の非常勤講師としてビジネスマナーやキャリア支援を担当しながら、社会保険労務士 江尻事務所のファシリテーター職としてコンサルティングや企業研修に従事。エアラインで培ったノウハウを対人スキルアップのメニューに取り入れ、これまで担当してきたビジネスマナー教育やキャリア支援は5年間で500名以上。
また、キャリアを築いていく中で結婚・妊娠・出産と様々なライフイベントで悩んだことからワークライフバランスに興味を持ち、ワーク・ライフバランスコンサルタントの資格も取得。

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